唖然とする私に細身のオカマさんが

「彼女さんだったら私達
控えなきゃならないじゃない!?
そうではなくても、情報屋としてしか
なかなか会ってくれなくて寂しいのに……」

ブツブツと言ってきた。

えっ?情報屋?

「……情報屋って?」

不思議に思い聞き返したらハッとしていた。

「もうキャサリンったら!?
これは、秘密でしょ!!
あぁごめんなさいね。
何でもないわ。じゃあ私達は、
そろそろ行くわね?ごきげんよう」

そう言いながら慌てて去って行ってしまう。

「えっ?ちょっと待って下さい!?」

慌てて2人を止めようとするが無理だった。

一体何だったのだろうか……?

突然現れて助けてくれたオカマさん達。
意外とたくましく乙女な人だった。

しかも副社長と知り合い……という
微妙な関係みたいだし。