そうすると細身のオカマさんが
「ねぇあなたは、朔夜ちゃんの何なの?
あんなに他人に興味を示す朔夜ちゃんを
初めてみたわ」
逆に質問で返されてしまった。
何なのって……えっと……。
「私は、さ、朔夜副社長と響夜社長が経営する
香月財閥・本社第2秘書をさせて頂いています。
立花萌です」
改めて自己紹介をする。
「あら、あなたが新しく入った秘書さん!?
まぁ、若い女の子だったのね。
若いイケメン男性秘書が良かったわ……」
何だか残念がられた。
「すみません……」
するとがたいのいいオカマさんが
「あら、そんな意味つもりではないのよ?
ほら、私達おねぇだから。
それで残念がっているだけよ」
そう言ってフォローをしてくれた。
半分フォローになっていないけど