すると細い方のオカマさんが

「もう繋がったけど酷いのよ~!?
無事に見つかったからと報告したら
『ご苦労』とだけ言って切っちゃうんだから!!」

プンプンと怒っていた。

「まぁ、これは。
次に会った時は、いっぱいサービスして
もらわなくてはいけないわね」

そうがたいのいいオカマさんが言っていたのを
聞いて唖然とする。

オカマさん達と副社長って
どういう関係なの!??

知り合いと言ってもどうやって
知り合ったのだろうか?

オカマさんと副社長。
どう考えても組み合わせがおかしい。

「あの……知り合いって、どうやって
副社……朔夜副社長と仲良くなったんですか?」

私は、思わず尋ねてしまう。

だって、気になって仕方がないし……。

オカマさん2人は、お互いの顔を見合わせる。