「くだらん。放っておけ。
これ以上そいつの好きにはさせん。
酷い目がどんなもんか知らないが……受けて立つ」
社長は、変わらずに強気な態度を見せた。
「あの……そのことなんですが」
私は、思わず社長に真実を話そうとした。
しかし、その時だった。
私のスマホが突然鳴り出した。
ビクッ！！
ま、まさか……副社長から！？
「どうした？萌……」
「いえ……何でもありません」
私は、慌てて言うのをやめた。
ダメよ……ここは、副社長の管理化にある。
もし本当のことを言ったらバレてしまう。
こっそりを着信を見ると
やはり副社長からだった。
怖い……私の行動を監視しているのが。
