「………。」
私は、身体を震わしながら
コクりと頷いた。
た、助けて……。
「……朔夜。萌を脅すのはやめろ。
萌がビビっているじゃないか」
社長……。
「ビビっているのではなく
感動しているんだ。俺の隣で座れたから
悔しいからって八つ当たりをするな」
「何だと!?」
机をバンッと叩く社長。
「あ、あの喧嘩をしないで下さい。
私は、平気ですから」
慌てて2人を止めた。
この2人は、本当は、仲がいいのか
悪いのか分からない。
こうやって喧嘩をしたりするし。
副社長は、社長を挑発したり
嫌う素振りを見せるくせに……昨日みたいに
一緒に寝たりするし。
思い出すと胸がズキッと痛んだ。



