するとその声に驚いた社長が慌てて
浴室に入ってきた。
「萌!?どうしたんだ!?」
キャアアーッッ!!社長まで!?
社長は、私と副社長の状況に気づいた。
「朔夜。貴様………萌の入浴を覗く気だったな!?
怒りをあらわにする。
しかし副社長は、冷静に
「馬鹿言え。シャワーを浴びに来たら
偶然にも萌が先に入っていただけだ。
まったく……裸を見られたぐらいで
ギャーギャー騒ぐな。鬱陶しい…」
ハァッと呆れたように副社長は、ため息を吐いた。
裸を見られたぐらいでって!?
「お前は、恥じらいってもんがないのか!?」
「恥じらいって……別に
見られても減るものではあるまいし。
お前らこそ、この程度で騒ぐとか情けない。
ハァッ……さすがチェリーコンビだな」
むしろそれに騒ぐ私達に呆れかえられる。