「それにお前は……何も出来ないから
心配はいらないだろう。
なぁ?チェリー君?」

ニヤリと不敵な笑みをこぼしていた。

「貴様……!!ってか、チェリーって言うな。
大体そうなったのは、お前のせいだろーが!?」

社長は、顔を真っ赤にさせて怒った。

チェリー君……って何??

「はいはい。とにかくこれは、絶対だ。
じゃあ、メシが出来たら呼べ。
今日は、気分がいい……テーブルで食べてやる」

そう言うとさっさと行ってしまった。

えっと……私は、どうしたらいいのかしら?
そのまま帰った方がいいの?

オロオロとしていると
社長は、ため息を吐いて私を見る。

何だか、まだ顔を赤くして
疲れた表情になっていた。

社長もこんな表情をするんだ……?

意外な表情を見て
ドキッと心臓が高鳴った。

「とりあえず中に入れ。
アイツからどう言われたか知らないが
泊まる気なら、それなりの覚悟をしとけよ?
責任は持てん。特にアイツには……」

一瞬にして睨み付けられ鋭い表情になった。