「それ以外何がある?
いちいち呼び出すのは、めんどくさい。
それに母親が入院しているなら丁度いいだろう。
お前は、俺達のところで居候して
俺の下僕として働け」
とんでもない条件を言ってきた。
えっ……でも
そんな事をしてもいいのだろうか?
だって男女が1つ屋根の下で暮らすなんて
考えただけでも恥ずかしい。
「言っておくがお前に拒否権はない。
これがある限りは……」
そう言いながらDVDと借金の契約書を
見せてくる。
うっ……脅迫されている。
「わ、分かりました」
「だったら今すぐに荷物を取りに行ってこい。
今すぐに」
「は、はい。」
私は、何も言えないまま
慌てて荷物を取りに行った。