「おい。終わったんなら早く出てこい」
カーテン越しから社長の声が聞こえてきた。
「あ、はい。」
慌ててカーテンを開けて社長に見せた。
どうだろうか……?
社長は、私を見るなりニヤリと笑った。
「へぇ~馬子にも衣装と言ったところか。
なかなか悪くないじゃないか」
「ほ、本当ですか!?」
褒められて嬉しくなる。
「馬子にも衣装だと言っているだろ。喜ぶな」
するとビシッと言い返されてしまった。
うっ……分かっていますけど。
しゅんと落ち込んでいると店員さんが
カバンと靴を持ってきた。
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