…君だったんだね。
言葉に出したわけでもなく
ぽろりと、頭に伝わった言葉。
君は話した。私に。
嬉しくて、悔しかった。
言ってもらっても
何も出来ない私が、
掴んだ手も、するり と、
放してしまう私が、
憎かった。
あの時、君は笑わなかった。
笑って欲しかった。
嘘だって、
いなくならないよって、
言って欲しかった。
いつもみたく、
君には、バカで、
元気で、ケチで、
でも…なんだかんだ優しくて。
そんな君でいて欲しかった。
私が君を見つけることが出来たら、
もう、
辛そうに笑わないでね。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…