颯真くんが戻ってこないまま、皆はご飯を食べだした。




一足先に食べ始めた私は、もうとっくに食べ終わっていた。







そう言えば、颯真くんは屋上にいるかもって言ってたな…。






あの様子…。




きっと颯真くんは女嫌い…なんだと思う…。







瑠「ごめん。ちょっと御手洗。」





そう言って私はみんなの元を離れた。







屋上…確かこっちだった。






階段を登ってついに屋上の扉の前まで来た。








瑠「ふぅ…。行くよ。」






ガチャッ






瑠「…っ」






風がふきつけて私の髪をなびかせる。






瑠「そ、颯真くん!」