「放送を聞いてないの?」
一人の女の子が驚いた表情で言う。
まあ、トイレには放送が流れないし、途切れ途切れにしか聞こえなかったから……。
「この学校のどこかに鍵が隠されてるの。そして校内には、4人の鬼がいる」
ということは、鍵を見つけないと校内からずっと出れない。
校舎は三階建てが二つと、体育館へ続く道が一つ。
七つの廊下に一人ずついるとしたら、鬼と出会わない可能性のほうが低い。
今もだれか襲われている……ということだろう。
考えるだけで少し怖くなって、考えるのを後悔した。
「早く見つけないといけないじゃん」
みずきは焦った表情で言った。
「これだけ人数がいるなら鬼に注意するだけでいいのに……。誰かが見つけてくれるよ」
女の子は「正気?」とでも言いたげに、困ったような顔をした。
「早く出たいし。みのりと正木にも会わなきゃ」
そのみずきの言葉に、ずっと黙ってこっちの話を聞いていた男子が反応した。
「その二人ならいたよ? ほら、すぐそこの理科室に」
その言葉にハッとして、私は小走りで理科室に向かう。
扉のおとなんてお構いなしに勢いよく開けた。
「あやか、みずき!!」
教室の隅っこから声がした。
見ると、正木とみのりは、少しだけ距離感があったが、二人で縮こまって座っていた。
「良かった。二人とも追われてたし、メールにも反応しないから、心配だったんだぞ」
正木は大きく息を吐きながら床を見つめていた。
「鍵、見つけるんだよな?」
正木は頬杖をつきながら、誰の目も見ずに言った。
「当たり前でしょ、早く行動しないと」
みのりは得意気な顔で、嬉しそうに微笑んだ。
一人の女の子が驚いた表情で言う。
まあ、トイレには放送が流れないし、途切れ途切れにしか聞こえなかったから……。
「この学校のどこかに鍵が隠されてるの。そして校内には、4人の鬼がいる」
ということは、鍵を見つけないと校内からずっと出れない。
校舎は三階建てが二つと、体育館へ続く道が一つ。
七つの廊下に一人ずついるとしたら、鬼と出会わない可能性のほうが低い。
今もだれか襲われている……ということだろう。
考えるだけで少し怖くなって、考えるのを後悔した。
「早く見つけないといけないじゃん」
みずきは焦った表情で言った。
「これだけ人数がいるなら鬼に注意するだけでいいのに……。誰かが見つけてくれるよ」
女の子は「正気?」とでも言いたげに、困ったような顔をした。
「早く出たいし。みのりと正木にも会わなきゃ」
そのみずきの言葉に、ずっと黙ってこっちの話を聞いていた男子が反応した。
「その二人ならいたよ? ほら、すぐそこの理科室に」
その言葉にハッとして、私は小走りで理科室に向かう。
扉のおとなんてお構いなしに勢いよく開けた。
「あやか、みずき!!」
教室の隅っこから声がした。
見ると、正木とみのりは、少しだけ距離感があったが、二人で縮こまって座っていた。
「良かった。二人とも追われてたし、メールにも反応しないから、心配だったんだぞ」
正木は大きく息を吐きながら床を見つめていた。
「鍵、見つけるんだよな?」
正木は頬杖をつきながら、誰の目も見ずに言った。
「当たり前でしょ、早く行動しないと」
みのりは得意気な顔で、嬉しそうに微笑んだ。


