あれから5日が経った。



夕食を終えた後、

律は満腹になり眠り、私はその後も傍で付き添って看病を続けた。



5日目の朝。休日だ。



只今私は晒や変装具は勿論、

白のタンクトップ、緩い黒の足元まである上着にスキニーパンツ姿で、

律の護衛として青龍倉庫の幹部室に居た。



だがやはり思う。



青龍倉庫内なら私要らなく無いか?と。



今居るのは亜夢と月夜、颯天以外の、律、瑠樹、玲だ。



「律ホント大丈夫?」



「もうそれ5回目だよ?大丈夫。あれだけ休んだんだし」



嘘付け。

3日目から溜めてたらしい書類に追われてたくせに。



言わないが、違うソファーの上からそう思った。



夏の暑さも出て来て、倉庫内はクーラーガンガンで涼しい。



その中で何故、そう何故私はこんな状況になってるのか。



遡る事、ほんの少し前。

そう、瑠樹が1度目の「大丈夫?」を言ってすぐだった。



幹部室の入口で瑠樹に肩を掴まれ苦笑する律を見ながら、

幹部室の入口の扉を閉めてすぐ。



玲に手招きをされる。



「大丈夫?ホント?」



「大丈夫大丈夫」



長引きそうだな。



玲はそれが分かって座れとでも言ってるんだろう。



目を瞑った作り笑いは朝からずっと浮かべてる為変わりなく、

そのまま空いてるソファーに座ろうか。



どれに座ろうかなんて思ってると。



ーグイッ



は?



ーストン



見事に腕を引かれ、ソファーに座る玲の隣に座らされてしまった。



「え?」



「どうしたの律って、え」