プレゼントには更にお花とメッセージカードが付いていた。
メッセージカードには
愛しいモネへ
お茶会で会える事をとても楽しみにしているよ。
このプレゼントを、ぜひつけて来てくれると嬉しい。
これは君を思い浮かべて見つけた品だから。
ジュールより
と書かれていた。
それに付随していたミニブーケは、オレンジや黄色のマーガレットに小さな白いかすみ草でまとめられていた。
私の好きな色だ。
そんなマーガレットの中に一つだけ、ピンクのマーガレットが入っていた。
綺麗にまとまっているからそこまで違和感はない。
それでも一本だけピンクのそのマーガレットを眺めていると、ブーケを覗いたお母様が花を見てニコニコと告げた。
「ふふ、ピンクのマーガレットだなんて。王太子様も必死ね!」
クスクスと微笑むお母様に、私は聞いた。
「ピンクのマーガレットに意味があるの?」
キョトンと小首を傾げて聞けば、お母様もお姉様も驚いた顔をする。
「あらあら、モネは花言葉は知らなくて?」
「えーっと、マーガレットは信頼とかだったかな?」
そう答えると、ニッコリお母様は教えてくれた。
「そういう意味もあるけれど、ピンクのマーガレットの花言葉は真実の愛よ」
どうやら、プレゼントと一緒に花言葉に込めて真剣に気持ちを伝えられていることに気づき、私はブーケを見つめたのだった。



