ベールを上げてくれるジュール。
視界がクリアになり見つめ合うと、微笑み合って私達は誓のキスを交わす。
その時、閉じたまぶたの先に暖かい光を感じる。
キスを終えて目を開けても、暖かい光は降り注いでいる。
ジュールと二人不思議に思うとそこに、声が響く。
「おめでとう、モネ。君の幸せに祝福を」
そう言うと大聖堂の鐘が鳴る。
この鐘は外に出てからなるはずだったので大聖堂に居る参加者も皆驚いている。
司祭様も目を見開いているが、声は確かに聞こえたのでこれは神からの祝福なのだろう。
私達は微笑んで、大聖堂から出て、見に来てくれた国民に笑顔で手を振る。
「王太子様!王太子妃様!おめでとうございます!」
祝福してくれる国民の声はそこかしこから聞こえる。
私達は微笑み合ってキスを交わした。
ワーッと湧き上がる歓声に、私は思いっ切りブーケを投げたのだった。
その後、私の着たドレスはモネ妃のドレスとして数年人気を博したが、その数年後お兄様の結婚相手に新たなマーメイド形のドレスを作るとまたそれが流行った。
私は末永く様々なドレスを作り続け、お針子王太子妃からお針子王妃とも呼ばれるようになる。
モネドレスは後に様々な進化を遂げて人々に愛されていくことになる。
そして、モネドレスはその都度子ども服等でも新作を出していく。
私はそれを支え、喜ぶ家族に囲まれて、大層幸せにこの世界で過ごした。
Fin



