そんなお式を見届けて、次は自身の結婚式の準備とお妃教育で忙しなく過ごしたおかげで。
エリーザ様のお式から順調に、季節は移ろい夏を迎えたヴィーノ王国では王太子様と私の挙式がいよいよ週末に迫っていた。
そんな挙式まであと数日と言う今日、私はお妃教育も終えて自身のドレスを仕上げていた。
「か、完成!」
その私の声を聞いて、各々作業していたうちのお針子軍団がトルソーの前に来る。
「やっと、出来上がりましたか!」
「これは、素晴らしい出来ですね!」
「エリーザ様のドレスとはまた違ってこちらも素敵です!」
そう、三人が褒めてくれた私のドレスはふっくらと広がるスカートの後身頃はトレーンが長くしてあるドレスだ。
後ろスカートは切り替えてレースでティアードスカートのように段をつけてトレーンを長くしている。
フィッシュテイルの裾を引きずる感じと言えばわかるだろうか?
ヴィーノ王国の大聖堂はチャペルの祭壇までの距離が長い。
私が昔見た英国の王室の結婚式が行われた教会のように。
なので、私はその時に見たプリンセスのドレスの長い裾に心底憧れていた。
挙式を上げる大聖堂を見た私は迷うこと無くこの憧れのドレスを形にする事にした。



