うわ、見とれてるとか、言わないでよ。 あたしは赤くなりながら、仕事に戻る。 バカ斉藤~ 思いながら。 そのヒトは、斉藤くんの、レジに並んで朝ごはんを買った。 「ありがとうございました」 言ったあたしと目が合うと、反射的に、ニッコリ笑ってくれた。 ドキーッだな。 心臓に、バクバクされながら、見えなくなるまで目で追った。 「仕事しろ」 また怒られた。 斉藤くんに背を向けて、仕事に戻ろうとする。 と、 「サクマだって」 振り返る。