その後も…
三嶋になったと教えてくれた人は、
同期の方で。
実は、あの日のことも話していたこと。

あたしが、翠さんに出会ったことで
CAになったことなど、色々話し。

また、空港で。と、お別れして来た。



不思議なもんだね…。
俺たちが、翠さんたちを結びつけたんだね。
まあ、ちづるを見てなんだろうけど…。

…どんだけ泣いたの、あなた。と、
笑ってる。

ん?正直…あんまり記憶が…無い。

う、こわ。

…まあ、まあ。
あたしが、キューピッドってことには
変わりがないじゃないの。と、笑うと。

キューピッドって言うより、キューピーちゃん
みたいだけどね。

ひっど!なんか、ひっどい。

ぷんぷんふくれるあたしの頬を、
ぷにっとつまみ、
ほーらねーと、笑う。

家に着いたら…いじめてやるぅ…。

そんなあたしに。

負けませんけど?と、勝ち誇ったように
している。


ふふ…ま、いっか。
そんなキューピーちゃんが、
好きなんだもんねー?

はい、そのとおり。困ったもんだねー。
と、笑う。

あーやっと着いた。荷物重かったー。
ちづる、お土産買い過ぎ。
と、ソファに倒れこんだ。


お疲れ様。ありがとう荷物持ってくれて。
お水飲む?と、側に行くと。

まずは、パワー充電…と、腕を広げる。

はいはい。
ヤキモチ焼きで、照れ屋で、甘えんぼさん。

んー。何言われても、いい。
満足そうに、ぎゅっとあたしを抱きしめた。