「しょーがねーなぁ」


Godはいつかのように、
また
袖口で私の涙を拭いた。



「ホラッ」


と、しゃがんで、
両手を後ろにやる。
それから
私を呼ぶように
顎をクイッとした。


私はゆっくりとGodの背中に乗り、
おんぶ、された。


大人になって
おんぶされることって、
あるんだ・・