ガレージにバイクを停めて、玄関へ向かう。







鍵をさして、回す。







「……開いてる…。」







鍵を抜いて、なるべく音をたてない様にドアを開け、静かに入り、また静かにドアを閉める。










「―――――!――!」








リビングから漏れる淡い光。







中から少しだけ聞こえる普通のものとは違う声。








私は気にも留めずに廊下を進んで2階へ続く階段へ向かう。