鏡の中、今写るのは偽者の私。




ブラウンのロングの髪。



真っ黒な瞳。






私は、魔法を解くようにソレを外した。






改めて写るのは、





毛先がふんわりカールしたミディアムの金髪。




ママ譲りの二重にパパ譲りのサファイアの瞳。







この色だと歩いてるだけで良くも悪くも目立っちゃうから、普段はウィッグにカラコンで外出している。








ふと、ママとパパの言葉を思いだす。





『貴女は私達の天使。』





だと。

二人にハグした私を抱き止めて言った。