「和也!ブレイクタイムも兼ねて1曲弾いてやるよ。何が聞きたい?」 「え!?リクエストしてもいいんですか?」 隼人さんの提案に思わず身を乗り出した。 「和也は私達の曲の中で何が一番好き?」 立花さんもタオルで汗をふきながら、 “何でも来い!” と言わんばかりの笑顔を見せてくれる。 「じゃ、じゃあ・・・。“杏子”を!」