―――――― 

急いで下駄箱に行き、
靴を履き替えて校門まで走ると、

昔ながらの黒いバイクを横に置いた・・・

「志郎さん!」


「・・・・・。」


Cycloneのドラマー、
志郎さんがそこにいた。


いくらなんでも早すぎる!


連日のスタジオ練習だけど、今日もてっきり敬介さんが迎えに来てくれると思っていた。


まさか志郎さんが迎えに来てくれるとは・・。