いつか君に



翌日


昨日の夜のメッセージは気になっていたものの、どうせイタズラ半分で送られたものだろうと思いはじめていた。
その為、特に生徒たちに話す事もしなかった。


生徒たちに特に変わった様子もなく彰もすぐにその事など忘れていた。


しかし。。。



「成セン!私達のクラス団結力凄いでしょ!」



学食で昼食を取っていると目の前の席にカレーライスが置かれ2人の女子生徒が座った。
2人とも彰のクラスの生徒だ。



「はんへつりょふって?」


パンを頬張りながら問いかける。


「昨日の!一晩でクラス全員登録したんだよ?仲良くない?!普通1人2人あぶれたりするもんじゃん!」


自慢げに話す生徒。


「君らあぁゆうの好きだからじゃないのか?SNS。」


「まぁそれもあるけど。。でも全員ってのはなかなかじゃない?」


「クラスの仲がいい事自体は俺も喜ばしいよ。その為に有効活用されるならね。」


「もっちろん!文化祭とか体育祭とか今年最後じゃん?みんなで思い出残すの!写真とか動画も共有できるし!」



「まぁ俺もたまには見て。。。」



そこまで言って言葉を詰まらせた。



「成セン?パンでも詰まらせた?」



「今、全員って言ったか?」



「うん、クラス32名全員だよ?」


そぉ言われて携帯を手に取りトークアプリのメンバー一覧を開く。


「何?どしたの成セン?」


女子生徒たちもカレーを食べるのをやめ携帯を手に取る。


「うちのクラスにsakuraなんて生徒いないよな?」



「sakura?そんなのいなかったと思うけど。」


メンバー一覧を見てもやはりsakuraと名乗る生徒はいない。


「このアプリのアカウントってさ、別アカウント、つまり裏アカとれたりするのか?」



「うん、簡単に取れるよ?」


「裏アカが誰かなんて特定できたりしないよな。」


「自分で名乗るか、プロフに書いてあることから特定するくらいしかないんじゃない?まぁ特定されたくないからまずそんな事どっちもしないだろうけど。」




「だよなー。。。」



「何?裏アカで何かされたの?」



「いや、質の悪いイタズラする奴がいたみたいでね。」


「イタズラ?」



「まぁ気にすんな。どちらにせよ特定は無理だしこっちが反応しなきゃいいだけだから。」


「ふーん。成センも大変だね。」



「そぉ思うなら今後とも協力よろしく。5限遅れるなよ?」


パンを食べ終えた彰は席から立ち携帯をポケットにしまった。