「生きてよ!!!!」
その言葉で目が覚めた。

ここはどこだろう。
頭がぼんやりする。

だんだん視界がはっきりしてくると
お母さんの泣き顔が目に入った。


あぁ、また死ねなかったんだ。

私はまたこの世界に取り残された。

これで何度目の未遂だろうか。


たくさん切った腕の傷は
綺麗に縫い合わされていた。

大量に薬を飲んだはずなのに
点滴で効果が薄められている。

「もう、やめよう?ねぇ、本当に」

お母さんは泣きながら
私に話しかけてきた。

でもねお母さん
私だって本当はこんなことしたくないよ。
じゃあ生きててどうなるの?

母の気持ちを理解する余裕もない。

生きる希望もこの先の未来も
なにもない。


私には「生きて」は
とても無責任な言葉に思える。

勝手にこの世に生まれたのに
死ぬことは勝手にさせてもらえないのか。
なぜ許されないのか。

「生きて」は押し付けにしか聞こえない。


生きるのも死ぬのも自由にさせてくれ。




これは人生に失望した14歳からの私の実話です。

今生きてるのが苦しいあなた。
死のうとしてるあなた。
誰にも理解されない辛さや悲しみを
抱え込んでるあなた。
少しでもこれを読んで
ひとりじゃないと感じてくれたら嬉しいです。