「まな・・・泣いてたの?」



「・・・泣いてなんかない!!」




「でも!」




「もう僕のことは放っておいて!早くしないと、お姉ちゃんこそ遅刻するよ?」


まなが一瞬寂しそうな目をして、訴えてくる。




そして、まなはまた布団を被った。





全く・・・・。



しょうがないな。




「・・・分かった。じゃあお姉ちゃん学校行ってくるから、おとなしく寝てるのよ?」




「・・・・・」



また返事なしか。