ダブル☆愛☆

「おかしいと思ったんだ。あの花火大会の日帰ってから様子変だったし、夏休み中ずっと携帯を見ては、ため息ばっかりしてたし……。やっぱり彼氏さんのことだったんだね?」

「ごめんね……」

「謝らなくていいよ。でも、お姉ちゃんが苦しむ姿を見るのは、僕は嫌だ」

「うん…」

「とにかく、僕あの彼氏さんが許せないよ。僕の自慢のお姉ちゃんのことフるなんて……‼」

「まな……」


「あの時……やっぱり二人のことを認めなきゃよかった…」

まなは悲しい顔して俯く。