ダブル☆愛☆

なんて頼もしいの?

これじゃ、どっちが姉か弟かわからない。

姉としての立場も危ういんじゃ…?

私は少し焦り始めていた。

「そうだ。お姉ちゃん、今朝言ってたでしょ?大事な話ってなあに?」

「あ……うん」


不意に現実に戻されて戸惑ってしまう。

言わなくちゃ……。


私はまなの隣に座って、呼吸を整える。


「実はね……」

「うん?」

「私……彼と別れたの」

「え……?」

急に、まなは真顔になった。