ダブル☆愛☆

でも、大のことで胸を痛めたり苦しんだのも。


貴重なものになった。


悪くなかった。


大を思って苦しんだ夜があった分。


付き合えた時の喜びは倍になったんだもの。


もう言うことナシって感じで。

それまで苦しんでた痛みとかもどっかに飛んでった。



きっと今日大と話出来るよね?

いつもの大に戻ってるよね?


私はそう祈って帰りの時間を待った。



そして、放課後。

帰りの支度をしていると。

「めぐ、話があるんだ。一緒に帰ろう」

いつものように大が話しかけてきた。

「うん」
少し不安になりながらも、いつものように肩を並べて歩き出す。