ダブル☆愛☆

「可恋……いつもありがとう。助かってる」


「な、何よいきなり‼?照れるじゃない……」


「あはは。可恋でも照れることあるんだ?」


「失礼ね、めぐってば」


ポカ。

軽く私の頭を叩いてきた。


「いてて……」


「友達として、当たり前のことじゃない」

「そうなんだけど……なんかいつも可恋に助けてもらってばっかりで……」


「そんなこと思ってたの?私はめぐが幸せになってくれることが、私の一番の幸せ。だから、杉田くんと簡単に別れてほしくない。幸せになってほしい」


「うん」