まなはあれ以来、何かが吹っ切れた様子で。


今までと変わらず仲良く出来てる。


そのことが嬉しい。


やっとこれで、姉と弟になれたのね。


永年の悩みが解決されたのね。




まな。


私はこれからもずーっと姉として。



まなのこと大切にするからね。


私たちは家族であり、姉弟だから……。


いつまでも私を頼っていいんだよ?



「でも、いいなぁ~お祭り。僕も行きたかった」


「一緒に行ってくれる女の子、まなならいるんじゃない?」


「んー……。いるにはいるんだけど……」


そう言ってまなは俯く。