宝物を扱うように丁寧に……。


でも、離さないように、強く……。


だから私は、更に泣いちゃいそうになる。




「もう少しで夏休みだな。花火大会、楽しもうな!!」


「うん!!私も楽しみ」


それが、私たちの初デートになるんだね。


私、本当に楽しみにしてたんだ。







でも……。



まさか、あんな最悪なデートになるなんて、思ってもみなかった……。