どんなにまなが甘えてきたって。




姉としての役割以外はしない。


もうまなの言葉に、惑わされたりなんかしない。




大の彼女として、堂々としていればいい。




胸張っていればいい・・・。




そうかたく決心した。




「大、お待たせ。行こうか」




「うん」



私たちは肩を並べて歩き出す。



「めぐ。今日も愛翔くん休み?」



心配そうに聞いてくる。



「あー・・・うん。まだ落ち着いていないみたい」



「そっか・・・。学校休みたくなるくらい、めぐのこと好きなんだね」