ばーか。〜あいつを振るなら、俺がその理由になってやるよ。〜


カケルは高い身長を活かせるバスケットボール部に所属している。

わたしは、低身長も低学力もさほど影響しない演劇部に所属している。

わたしが演劇部に所属した動機は他にもある。

この学校の演劇部が、今や帰宅部に近い存在になりつつあるということだ。


この学校の演劇部が今の帰宅部のような形になったことに関してはいろいろな説があるが、

少し前の2年生が真面目に活動しなくなり、3年生の声も彼らには届かず、

2年生に流された1年生も真面目に活動しなくなった――というのが一番濃厚な説だ。