ばーか。〜あいつを振るなら、俺がその理由になってやるよ。〜



家に帰ると、すぐに美容院に予約を入れた。

幼い頃から世話になっている、個人で運営している美容院だ。

明日はすでに予約が入っているとのことだったから、明後日に予約した。


次の日は、普段は低い位置でツインテールにしているセミロングくらいの長さになった髪を、顔の右側で1つに結(ゆわ)いた。


結構な勇気を要したが、普段はアイロンで巻き、長さを稼いでいる長めの前髪もアップにした。

サイドを残していくつかのヘアピンで止める。


口元には、さすがにメイクはできないからリップクリームを塗った。


足元は、普段の真っ白の靴下ではなくワンポイント、小さなハートが描かれた靴下にした。