AM5:00.
スマホのアラームで目を覚ます。
仕事はシフト制。
休みの日はアラームをかけない、という設定にするのが面倒で毎朝同じ時間に鳴る。
慣れた動作でアラームを止め、もう一眠りしようと布団を被る。
そこでふと、自分が何も着ていないこと、そしてベッドには自分一人ということに気付く。

ぼぅっとする頭でのそのそと起き上がり、下着と部屋着を着てリビングへ。
秀くんはスマホを片手にコーヒーを飲んでいた。
仕事の状況が良くないのか、眉間にシワが寄っている。