太陽と月

「……」

ーースッ

「……!」

あたしは、翔太の胸に手を添えた。

ーートクントクン…

温かい……心臓も、ちゃんと動いてる。

「生きてる……」

「え……?」

「翔太も、お母様も……翔太の身体の中で……」

ーースッ

あたしは翔太の腕を取り、あたしの胸に添えた。

「あたしも生きてる……ねえ……」

「ん?」