太陽と月

「大丈夫です。あたしは翔太以外なんか好きになりません」

「ーー……っ」

「ずっと、一緒です」

「……!!」

翔太は、あたしにとっての運命の人。

「美麗のバカっ……泣かせんなっ……」

「本当のことですだよ?」

「……美麗、黙ってたこと言う……俺の母さん、ここにいるんだ……」

そう言って、自分の胸に手を添えた。

「え?」

「俺が小さい時、母さんは死んだ……だから、俺の身体は、母さんそのもの……」

「……!」

「黙ってて悪かった」