太陽と月

《翔太STORY》

「名前は言ってなかったけど、その人のことを話す美麗は、イキイキしてた。今までに他人を話す時とは違って、笑顔で。この前、君と付き合ってるって聞いて、その人は君だって分かった」

ここで言葉を切って、おじさんは立ち上がった。

そしてーー

ーーサッ

「美麗のことを、よろしくお願いします」

「……!」

頭を下げて、俺にそう言った。

「……はい」

この時、改めて思った。

美麗は、愛されている。

だから俺は、これ以上、美麗を愛するーー

《翔太STORY END》