震えてる……?もしかして、人が怖いの?

どうして、暗くするの?綺麗なのに……

「……!」

口を覆った美麗。

その顔は、恐れているような顔だった。目を見開き、汗が出ている。

「美麗?」

ドサッ

「……!美麗!!美麗!!」

美麗が、なぜ倒れたのか、不思議だった。

「美麗!!おい!!美麗!!」

ガラッ

「美麗!!」

「……!美麗の、お母さんですか?」

「あっ、はい」

「あっ、すいません……俺、同じクラスの藤崎翔太です」

「……あっ!」