そして、前髪を上げ、顔を見つめてきた。

「こんなに美人で可愛いのに、どうして暗くすんの?」

「そっ、それはっ……」

それは……

〈「あんたさぁ、ちょっと顔いいからって、人の彼氏とんじゃねえよ」〉

「……!」

パシッ

「美麗?」

あたしは思わず、口を覆った。

ーーバいっ……ヤバいっ……違うっ……昔じゃないっ……昔じゃっ……

〈「死ね」

ドンッ〉

「……!いやーーー!!」

「……!」

ドサッ

「美麗!!美麗……ーー」

ごめんなさい……

このまま、死んでもいいですか?

《美麗STORY END》