優しい顔で頷いた。

「美麗は俺のこと、太陽って言った。月は、自分では光れない。太陽の光で光る。だったら俺が太陽になって、美麗を照らす。美麗を強くさせる」

「……っ!」

そんなことっ……泣けてくるじゃんっ……

「ーーっ……ありがとうっ……」

『なんとか出来ないか?でないと、あと少しで翔太が死ぬんだ』

「……!!?」

「……!」

いっ、今っ……なんて言ったのっ……?

「みっ、美麗、ちっ、違うんだっ」

「なっ……にっ……がっ……?」

混乱し過ぎて、声が震えて上手く喋れないっ!

「ちっ、違うのっ……?」

「……っ」