そう、俺は、恋をしたのだ。

ギュッ

「翔太くん?」

今度は俺が、抱きしめた。

“大丈夫”

大丈夫じゃない……大丈夫なんかっ……

生きたいよ……でも、俺は“生きられない”のだ。

99.9%の確率で……

ギュッ

腕に力を込めた。この小さな身体の、シンデレラを抱く腕にーー

《翔太STORY END》