太陽と月

「……あたしも、あるよ……」

階段から突き落とされて出来た傷だ。

サラッ

あたしは首筋を見せるように、髪を分けた。

稲妻のような、傷跡が残っている。

「……っ!」

階段を見ると今も、恐怖に感じる。

「これを隠すために、髪を下ろしてた……目立たないように、前髪を下ろしてた……」

ドクンドクン

心臓が激しく動いてる……

「あたしね……人の彼氏をとったとか言われてね……」

「えっ」