目を見開いた翔太くん。

どうなの……?

「ふっ……」

小さく息を吐き、シャツを脱ぎ始めた。

「なっ、なにしてるの!?早っ……ーー」

ササッ

「……っ!」

「……」

彼の身体に、傷痕があった。

「ここが……悪いんだ……」

そう言って、心臓のあるところに手を当てた。

「そっ、その傷は……」

「フッ……ビックリしただろ……これは、弱かった印……」

「弱かった……?」

「そう……」

“なにがあったの……?”って聞きたい……でもそれが、彼を傷つける……