「翔太くん!!」

倒れていた翔太くんがいた。

「翔太くん!!翔太くん!!」

「んっ……美……麗……」

目を覚まし、あたしの名前を呼んだ。

「よっ……よかったぁ……」

「わっ、悪い……貧血だ……」

座り直し、頭を抱えた翔太くん。

「くふっ……」

翔太くん?なんか、変……

「翔太くん、どこか、悪いの……?」

「……っ! 」