「ハム・・・ハムボン・・・ボンレス」

「そんな無理くり名前付けなくても」

「いいですよお客さんウシシッ」

「あたしゃ源蔵って言いまして」

「うちでは両替を主に取り扱って・・・」

「ぎゃあああああああ!!」

「ん?どうした源蔵?おばけでも出た?」

源蔵はぶるぶると震えながら

イーディスの胸ポケットから腕だけを出し

その小さな指で白蛙のマリを指差します

「あぁ・・・マリちゃんね」

「なんか動かないんだけどどう思う?」

「そろそろ生き返ってもいいんだけど」

「ひやっ・・・無理・・・だっ病気」

「え?違う違う、ほらよく見てこれ」

イーディスはマリの顔をなで回し

ついていた落ち葉を落としてあげました

「は!蛙だ・・・病気のリスじゃない」

「でしょ?ウッシッシ」