「だめだよ・・・こらっ!」

キネウムはまだ眠っている蒼井から

犬を引き離しました

「持つならもっとこう・・・」

「ふわっと持ってくれ」

「わ・・・しゃべった」

「忍犬!?」

「かーわいー」

「こらっ!何をする!」

「やめろ!毛を立てるのは!」

「癖になるだろ!」

キネウムは蒼井に抱き付き

早芝はくノ一に早着替えし

ギーゼラは犬の頭をモヒカンにして

それぞれ楽しんでいました

「ほらっ!そろそろ行くよ」

「ギーゼラちゃん!」

「話ややこしくなってくるから」

早芝はギーゼラを縛り上げ

凧を揚げ始めました