今日は、クリスマスが終わり、次の日の、26日。






今日は、朝から、調べ物をしようとしていた。

と言っても、まだ部屋にいるんだけど…。





そう。


調べ物というのは、24日の、夢?に出た、あの、『イモニール様 』という人の事。



様が付くくらいだから、なんか、有名な人なのだろう。


その年代っぽい、新聞を探してみる。




次に、あの大聖堂っぽい建物の事と、


あの本の作者について。


何か、引っかかる気がする。








そう思って、テキパキと、服を着替えた。


もちろん、シスター服。



部屋を出る時に、声をかけられた。






「どこ行くの?」






人間になった、チェシャ。


長いから、心の中で、チェシャ2と、呼ぼうと思った。




「どこって…地下まで、調べ物に…」




「ついて行く!」





それは、すこしまずい、



これは、私の話だから、一人で調べたいし…





「すぐ終わることだから、大丈夫。チェシャは、自由にしてな。」






「分かった。」





階段を降りる。





コツコツコツコツ




ふたつの足音が響く。




ん?ふたつの?




後ろを振り返ると、


チェシャ2が、いた。




なに?という顔をして、チェシャ2を見る。




「俺の自由にしていい=俺が決めていい。」




は?




マジか………そういう風に、捉えたか……





嫌な顔をしていたのだろう。


チェシャ2が、





「言いたいことがあるなら、はっきり言って。」



多分、私の言いたいことを見越して言っているのだと思う。




分かった。




「私がひとりで、調べたいから、付いてこないで。」





と言った。


小さく、ごめんねとも言ったが。





「分かった…」




悲しそうに、頷いた。







可哀想だけど、しょうがないから…








私は、一人で、地下の階段まで、降りようとした時!






またまた突然に声をかけられた。





「アリス!!」




アリス呼び……



部外者だ。

※部外者=教会外のもの。






誰?と思い、後ろを振り返った。








ダダダダダダダダダダダダダダダダ!





行き良いよく走ってきた。