私の名前は、山田ひなの。

私はとある理由で、やんちゃでヤンキーばっかのしかもほぼ男ばっかの寮がある高校に転校となった。


「なんで私がこんな学校に、転校しなきゃならないの!」

遡ること一週間前・・・

その日、突然両親が離婚してしまったのだ。理由はただ一つ。私の父は、酒癖が悪く、ギャンブルにも手をつけ、母は、面倒を見れないとなったからである。
だから、この高校に転校となったのだ!

次の日。

昨日は疲れすぎて寝てしまった。 重たい足を動かし、行きたくないけど、学校へいく。
でも嬉しいことが1つあった! 友達ができたのだ!
その名前は、新庄海斗(しんじょう かいと)
俺様で見た目は怖いけど、こんな私でも、ちゃんと相手してくれる、とても優しい人。
転校初日に友達が出来るなんて思ってもみなかったから、びっくりした!

学校につき、重たい足を、行きたくもない教室へと動かして行く。 その途中で、新庄にあった。新庄は、優しい人笑顔で、「ひなの、はょ」と、いってきた。 ちょっと驚いたけど、私も「おはょ!」と言い返すことが出来た! 今、この時点でこんなに挨拶が交わせるのは、新庄位しかまだ居ない。 新庄と、2人で教室に行くと、何やら騒がしかった。扉を開けると、喧嘩をしてたのだ!

「お前、何で何も言わずに、俺のお菓子食べたんだよ!」
「俺は、別に悪気もなくて・・・」
「悪気はない?お前、ほんとにそれを言ってるのか?」と。

そしてその喧嘩はエスカレートし、殴り合いになった。私は、怖くて、少し体が震えた。でも新庄が、私をかばいながら、自分の席へ一緒に行ってくれた。新庄と話したりしてたけど、怖くて震えてた。そんな私に、「大丈夫だ。俺がそばに居るから、安心しろ。」って言ってくれたおかげで震えが和らいだ。この時ほんとに優しくて、ちょっとドキってした。

私が落ち着いたのもあって、新庄が喧嘩を止めようと、席を外した。私は、心配だったので自分の席から見ていた。新庄が、中に入ったことにより、空気がさっきよりも少しピリピリした。 新庄が入ってもいっこうにおさまる気配がなかった。喧嘩は激しくなり始めたか、私は、少しボーとしてた。そしたら、喧嘩してる子の拳が顔面に直撃!!すると新庄は、「お前ら、関係の無いこいつに怪我させてんだよ!」 そう言って私の所に駆け寄ってきてくれた。「ひなの、大丈夫か?」この時もほんとに優しくて、安心できた。「大丈夫だよ。心配してくれてありがとう。」 そう言って、私の記憶は、そこで閉ざされた。